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ベー

舌に腫瘍が見つかった。

年始頃からなんとなく調子が悪かった、左耳下から頬にかけての腫れ。実は「年始頃」というのも物凄く怪しくて、気がついたらいつの間にかビミョウに痛かったという代物だったりする。うちの母に言わせると、昨年夏頃から私は左頬を気にしていたらしい(当の本人は全く覚えていないのだが)。

で。元々左扁桃腺に爆弾を抱えているせいで、すっかり扁桃腺か耳下腺が暴れているのだと思い込み、しばらく耳鼻科を転々としていた。自宅からそんなに遠くないところに腕のいい先生がいるんだけど、ご高齢の為ここ数年不定期診療の状態になっていたので、代わりの先生を探していろんな所で診て貰っていたのだ。でも、抗生物質を処方して貰ったり、怪しげな「めまい検査」を行ったりしたんだけど、一向に状態が良くならなかった。

そんな折先月初旬、朝起きたら左頬が見事に腫れ上がっていた。これはマズイと思い、おじいちゃん先生のところに朝イチで駆け込んだところ、診察してたったひとこと。

「これ、耳下腺じゃないよ。口内炎。舌になんか出来てる。ウチで迂闊に診断できないから、赤十字病院の口腔外科に行ってきて。」

ここ最近妙に病気づいている私だけれども、流石に赤十字病院は十年来行っていない。その十年前もギックリ腰で緊急搬送されただけなので、大病でお世話になったことは実は一回もない。なので、いきなり紹介状を書かれめちゃくちゃビビりながら赤十字病院へ向かった。

(正確に言うと、その翌週に心理テストを受ける予定ではいたんだけれども。)

その日のうちに飛び込みで口腔外科へ行き診て貰い、簡単な血液検査の結果も加味して出された診断は、やっぱ口内炎(舌の潰瘍)だよね・・・ということで、2週間ぶんの塗り薬を貰ってそのまま次の予約診察まで様子見になった。で、毎晩寝る前に舌へ薬を塗っていたんだけど、あまり効果を実感出来ずにいたところ、衝撃的なニュースが。

堀ちえみさん、舌がん公表。

あまりのタイミングに、とにかく震えが止まらなかった。堀さんも半年くらい口内炎が治らなかったとか、病院を転々とした挙句診断が出たとか、身に覚えがあることが多過ぎて身につまされた。とりあえず早く2週間経って、次の診察を受けさせて・・・と心の中で叫びまくっていたビビりな私。

2月下旬。予約していた日にまた口腔外科へ行ったら、めちゃくちゃ混んでいて逆に驚いた。先生曰く、堀さんのニュースで「もしかして」と思った方が殺到してこうなったとのこと。良かった、報道前に初診を受け次の予約を入れといて。

で。ビビっていたのは先生のほうもだった。とにかくすべてにおいて及び腰になっていて、私が何も言わずともそのまま細胞採取になった。恐らく、「見落とし誤診」がめちゃくちゃ怖いのだろう。全国の口腔外科の先生、可哀想に・・・。

もとい。舌にできている潰瘍の部分を少し削り取り、そのまま検査へ持って行かれたのだけれども、細胞を採取した先生の手応えからして、

「普通、がん細胞ってもっとふわふわ柔らかいんだよねー。シイナさんのは傷口が固かったからたぶんがんではないと思うんだけど、見落とすと怖いから念のため検査部署に持ってきますねー。」

とのことだったので、私もとりあえず安心しながら結果を待った・・・が。

昨日。ほぼ何も考えずに予約通り口腔外科へ行ったところ、朝っぱらから衝撃的な言葉を聞かされてしまった。

「・・・腫瘍ですねーコレ。5段階で言うところの3くらい。」

・・・いや5段階の3ってどの程度のアレなんですかコレ。っていうか、がんじゃないって言ってたぢゃないですか先生ー!と、訳の判らん叫びがアタマの中をぐるぐるとしていた。そもそも腫瘍とがんの違いも判らないのに、先生が次から次へと専門的な説明をしていくので、本当の意味で「先生が何を言っているのか判らない」状態に陥っていた(日本語的な意味で)。

で。落ち着いてきてようやく順序立てて話が飲み込めるようになったのだが、以下のような現状の診断が出たことを理解した。

  • 左舌の一部分の細胞が要らん増殖をはじめて、巨大化し潰瘍状態になっている。
  • 現状では「たぶん」悪性ではないと思うのだが、良性だという証拠にも欠ける。
  • しかし例え良性でも、残しておいていいことはない。
  • 悪性腫瘍なのか良性なのかは、切除して検査しないことには判らない。
  • 検査部署からは経過観察と言われたが、潰瘍の古さ的に状況が変わると思えない。

という訳で、切除手術を勧められた。とはいえ、改めてMRI検査をして「腫瘍の大きさ/深さ」を調べないことには手術の規模も判らないし、何より「取ってみたけど取りきれてなくてまた再発した」というミスにもなり兼ねない。そんなこんなで、まずはMRIを受けることになった。しかも、普段なら数週間単位で予約を取るところ緊急スケジュールで予約が取れた(苦笑)。そんな訳で来週、検査をしてくることに。

実は別の病院で、先々月下旬に内臓のMRIを撮ったばかりだったので(本当に病気のデパートだな私・・・)どんな検査なのかは要領が判っているのだけれども。物凄い狭い棺桶のような密室にて、耳栓をするとはいえピーガーピーガーうるさい音が流れる検査環境なので、嫌な予感しかしていない。あのとき、自分がはじめて「閉所恐怖症のケがあるかもしれない」と自覚したばっかりなのに。

とりあえず後のことを考えても仕方ないので、今はMRIのことだけを考えている。まだ先生からは、手術がどうなるかだとか、どのくらいで完治するかとかは聞いていない。たぶん検査しないことには、先生も判らないだろうとも思う。まぁ、早く完治するに越したことはないんだけれども、しっかり治せば「今まで扁桃炎だと思ってたモノ」も減るかもしれないので、じっくり完治させるしかないよなー・・・と思う。患部を切除した後検査して貰って、「やっぱ良性でしたーあははー」で済めばそれでいいことこのうえないし。

シイナ健康化計画がまた遠くにいってしまったのだけれどもwとりあえず目の前のことをひとつづつしっかりと潰していくのみ・・・と思っている。ファイト、私。