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落合さん生誕祭2019

本日2月22日は一般的には「ねこの日」だけれども、我が家では飼いねこ・落合さんの誕生日として祝っている。

今年も無事にこの日を迎え、落合さんは11歳になってくれた。

落合さんとは

ひょっこり落合はん

落合さんは2008年の5月に、善光寺門前町にあったオンボロのペットショップからうちにやって来た。

当時善光寺の御開帳で賑わっていた中央通りに面したお店の店先で、愛想を振りまいていたのが落合さんだった。まだねこブームが来る前の話で、耳の垂れたねこも、ましてやクリーム色の毛色も、物凄く珍しかった。

最初に落合さんを見つけたのは、日曜日に街へ出かけていた父だった。門前町のお店に可愛いこねこがいるぞ・・・と帰宅して語ったのだけれども、当時絶賛療養中だった私が物凄い珍しいことにそれに興味を示し、んじゃいっぺん見に行ってみるか・・・と重い腰をあげたのが、すべての始まりだった。

えさ、くれ。

かくしてものの見事に「こねこの魔力」にハマった私は、それから数日おきにペットショップへ通うようになる。店主のおばばからスコティッシュフォールドというねこ種であることと、その年の2月22日生まれの男の子だということを訊いた。あと、同じ日に生まれたもうちょっと色の濃い兄弟がいるらしく、

「これより茶色い子もいるけど、どう?」

などと勧められた。たぶん、クリーム色のこねこは物珍しくてめっちゃ集客力があったのだろう。あまり手放したくないといった印象を受けたのだけれども、個人的にはこの不思議な毛色が気に入ったので、是非飼いたいと思いはじめていた。

魅惑のだいなまいとぼでー

しかしそこで問題になったのが、こねこのお値段だった。おばば曰く、繁殖の難しい珍しいねこなので、一銭も負けることはできない・・・と強い語気で言われ、値切り交渉は完全失敗。

結局家族会議に半月を費やし、5月下旬、ついに定価でねこをお引き取りすることに。当日、まず私が午前中にバイクでお店に行き、おばばに購入意思を伝えた。一旦帰宅し、今度は母を連れて車で店へ行くと、耳の折れたこねこはおばばによってきれいさっぱりと風呂に入れられていた。おばばから簡単な「ねこ飼いレクチャー」を受けた後、

計画通り(ペロッ)。

「今店頭にこの子の血統書が無いから、後日自宅に郵送するんで住所教えて。」

と、くしゃくしゃの紙を渡された。そんな血統書付きのおねこ様など飼ったことが一度もない我が家族全員、そんなもんなんだと思い何もツッ込まずにこねこを貰い受け、ビリビリに破いた新聞紙を敷き詰めた段ボールに詰め車に乗った。

・・・が。

車に乗った途端、こねこはぴゃーぴゃー大声で鳴きだした。余りに可哀想なんでちょっとだけ段ボールの蓋をあけてみたら、その中はう◯こまみれの惨状。慌てて帰宅後速攻、お風呂に入れ直すことに。

みんなだいすき、キ◯ィちゃんのコスプレ。

すると・・・耳の裏になにかネバネバしたものが張り付いていることに私が気づいた。何だろうと思って剥がしてみると・・・合成ゴム製の、強力両面テープだった。慌てて両耳のテープを剥がすと、こねこの耳はぴんと立ち上がった。

な、なんじゃこりゃーーー!!!

家族全員びっくりしたが、別に折れ耳ねこが欲しかった訳でもないので(この時点でまだ色々なことを察していないお人好しすぎる一家w)、そのままこねこを飼うことになった。しかし、待てど暮らせど血統書がやって来ない。流石におかしいなと思いはじめた頃、善光寺門前のペットショップは突然閉店した。

絶望的な写真映りの悪さを誇る落合さん

結局後日自分で色々調べたところ、以下のことについて学んだ。

  1. スコティッシュフォールドは別に全て折れ耳であるという訳でもなく、遺伝の関係で折れ耳と立ち耳が半数くらいの確率で生まれること。
  2. とは言え人気的な理由で立ち耳のねこは商品価値が下がってしまう為、粗悪な業者によって立ち耳のねこの耳を貼り付けたり縫い付けたりして販売することがあること。
  3. うちにやって来たねこは、耳以外の特徴はほぼ間違いなくスコティッシュフォールドであるらしいこと。

などなど。とりあえず我が家では、

「粗悪な業者であるおばばによって、可哀想に耳を両面テープで貼り付けられていたねこは、どうやら二束三文で仕入れたものを割高で売りつけられたものらしい。」

と結論づけられた(苦笑)。しかしそこに気づくまでにすっかり家族の情も移ってしまったので、今日まで特に訴訟をするというようなこともなく、我が家の一員としてねこ=落合さんは暮らしている。そんな訳で正式な誕生日が本当に2月22日であるかどうかも怪しいのだけれども、とりあえずうちではこの日を「落合さんの誕生日」として祝っている。

11回目の誕生日を迎えて

キ◯ィちゃん、おかわり。

あれから11年、ふてぶてしく育った落合さんも、今ではだいぶおじいちゃんになった。こねこの頃からは考えられないほど無愛想になり、いつも日がな一日寝てばっかりいる。

それでも、相変わらず我が家の一員だし、大事な我が子(のようなもの)だったりする。特にうちの両親にはリアル孫がいないので、年々「孫の溺愛っぷり」が見苦しい状態になりつつあるw

私の病気を治してくれただけでなく、両親まで癒してくれる落合さん。ついでに、隣に住む弟の出勤時にはかならずお見送りをする忠猫ぶり。

どうか、どうか、これからも2月22日は落合さんの誕生日を祝える日であって欲しい。